COLUMN

2026.01.30

犬が異物を飲み込んだ!誤飲時の対処法と受診の目安

犬の誤飲への対処

犬は好奇心旺盛で、何でも口に入れてしまう習性があります。おもちゃの破片、靴下、焼き鳥の串、果物の種など、犬の誤飲事故は動物病院で最も多い救急対応の一つです。飲み込んだ物によっては命に関わることもあるため、正しい知識と迅速な対応が重要です。

犬が誤飲しやすい物ランキング

動物病院で実際に多い誤飲物を紹介します。

  • 布類:靴下、タオル、マスク、ぬいぐるみの中綿
  • おもちゃの破片:ボールの欠片、ロープのほつれ
  • 食品関連:焼き鳥の串、トウモロコシの芯、桃やアボカドの種
  • 日用品:ヘアゴム、イヤホン、電池、画鋲
  • 人間の薬:落とした錠剤、塗り薬のチューブ

特に子犬やレトリーバー系の犬種は誤飲リスクが高いため、注意が必要です。

誤飲直後にやるべきこと・やってはいけないこと

やるべきこと:

  • 何をいつ飲み込んだか正確に把握する(同じ物があれば病院に持参)
  • すぐに動物病院に電話して指示を仰ぐ
  • 犬の様子(元気、嘔吐、よだれなど)を観察する

やってはいけないこと:

  • 自己判断で無理に吐かせない(特に尖った物や化学物質)
  • 塩水を飲ませて吐かせる方法は危険なので避ける
  • 「様子を見よう」と長時間放置しない

尖った物(針、串、骨など)を吐かせると、食道や胃を傷つける恐れがあります。必ず獣医師の指示に従ってください。

すぐに受診すべき症状

誤飲後に以下の症状が見られたら、緊急性が高いサインです。

  • 繰り返す嘔吐(水を飲んでも吐く)
  • 腹部を触ると痛がる
  • 元気がなくぐったりしている
  • 血便や黒い便が出る
  • 食欲が全くない状態が続く
  • よだれが大量に出る

これらは腸閉塞や消化管穿孔の可能性を示唆しています。腸閉塞は放置すると腸が壊死し、命に関わります。

動物病院での検査と治療法

動物病院では、まずレントゲン検査やエコー検査で異物の位置と大きさを確認します。

催吐処置:飲み込んでから1〜2時間以内で、安全に吐かせられる物であれば、薬剤で嘔吐を誘発します。

内視鏡:胃の中にある異物は、内視鏡で摘出できる場合があります。全身麻酔が必要ですが、開腹手術より体への負担は少なくなります。

開腹手術:腸に移動してしまった異物や、大きすぎて内視鏡で取れない場合は外科手術が必要です。

治療費は処置内容によって大きく異なりますが、催吐処置で数千円〜、手術になると数十万円かかることもあります。

誤飲を防ぐための環境づくり

誤飲事故の多くは、環境を整えることで予防できます。

  • 犬の届く範囲に小物を置かない(特にテーブルの上、ゴミ箱)
  • おもちゃは犬のサイズに合った、壊れにくい物を選ぶ
  • 遊んだ後はおもちゃを片付ける習慣をつける
  • ゴミ箱は蓋付きにするか、犬が開けられない場所に置く
  • 散歩中の拾い食いは「ちょうだい」のトレーニングで対策する
  • 留守番時はクレートやサークルを活用する

日頃から「出して」「ちょうだい」のコマンドを練習しておくと、万が一の時に口から物を取り出せる可能性が高まります。

まとめ

犬の誤飲は早期対応が何よりも重要です。「飲み込んだかもしれない」と思ったら、迷わず動物病院にご連絡ください。バウ・ミュウ動物病院では、レントゲンやエコー検査による迅速な異物確認と、適切な処置を行っています。予約不要ですので、緊急時もすぐにご来院いただけます。

CLINIC INFO

バウ・ミュウ動物病院

〒290-0062 千葉県市原市八幡520
診療時間 午前 9:00〜12:30 / 午後 15:30〜18:00
休診日 水曜午後・木曜午後・日曜午後・祝日
予約不要・当日受付OK。犬・猫の診療はお気軽にご来院ください。

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