COLUMN
2026.08.16
【市原市】室内猫の健康管理|ワクチン・予防・注意すべき病気

「完全室内飼いだからワクチンは必要ない」と思っていませんか?実は室内猫でもワクチン接種は必要ですし、室内飼いならではの健康リスクもあります。この記事では、室内猫に必要な予防と注意すべき病気について、市原市のバウミュウ動物病院が解説します。
室内猫でもワクチンは必要です
完全室内飼いの猫にも3種混合ワクチンの接種が推奨されています。その理由は以下の通りです。
- 飼い主さんが外からウイルスを持ち込む可能性:靴や衣服に付着したウイルスが室内に入ることがあります
- 脱走のリスク:窓やドアの隙間から思わぬ脱走が起こることがあります
- 災害時の避難:地震などで外に出ざるを得ない場面も想定されます
- 動物病院への通院時:待合室で他の猫と接触する可能性があります
3種混合ワクチンで予防できる病気:
- 猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス):くしゃみ、鼻水、結膜炎
- 猫カリシウイルス感染症:口内炎、発熱、くしゃみ
- 猫汎白血球減少症(猫パルボ):重度の下痢・嘔吐、致死率が高い
ワクチンは子猫期に2〜3回接種し、その後は年1回の追加接種が基本です。接種スケジュールについては獣医師にご相談ください。
室内猫に多い病気
1. 下部尿路疾患(尿路結石・膀胱炎)
室内猫に最も多い病気のひとつです。運動不足や水分摂取不足が関与しています。
- 症状:頻尿、血尿、トイレ以外での排尿、排尿時の痛み(鳴く)
- 原因:水分摂取不足、ストレス、食事内容、肥満
- 注意:オス猫で尿が出なくなった場合は緊急事態です。すぐに動物病院を受診してください
2. 肥満
室内猫は運動量が限られるため、肥満になりやすい傾向があります。
- リスク:糖尿病、関節疾患、肝リピドーシス(脂肪肝)、尿路疾患
- 目安:肋骨が触れない、上から見てくびれがない場合は肥満の可能性
- 対策:適切なカロリー管理と遊びによる運動促進
3. ストレス性疾患
猫は環境の変化に敏感で、ストレスがさまざまな体調不良を引き起こします。
- 特発性膀胱炎:ストレスが主な原因とされる膀胱炎
- 過剰グルーミング:ストレスで体を過度に舐め、脱毛を起こす
- 食欲不振・嘔吐:環境変化や多頭飼育のストレスで悪化
4. 慢性腎臓病
猫は腎臓病になりやすい動物で、特に高齢猫に多く見られます。室内飼いかどうかに関わらず注意が必要です。
- 初期症状:多飲多尿、食欲低下、体重減少
- 予防:十分な水分摂取と定期的な血液検査・尿検査
室内猫の健康を守るポイント
水分摂取を増やす工夫:
- 新鮮な水を複数箇所に設置
- 流れる水が好きな猫には循環式の水飲み器を
- ウェットフードを取り入れる
- ぬるま湯を好む猫もいるので温度も工夫
適度な運動の促進:
- キャットタワーで上下運動ができる環境を
- 1日10〜15分の遊び時間を確保
- フードパズルで食事に動きを取り入れる
ストレス管理:
- 隠れられる場所や高い場所を確保
- トイレは頭数+1個が理想
- 環境の急激な変化を避ける
- 多頭飼育では個々のスペースを確保
年1回の健康診断のすすめ
室内猫は体調の変化が見えにくいため、定期的な健康診断が特に重要です。
- 成猫(1〜7歳):年1回の健康診断
- シニア猫(7歳以上):年2回の健康診断が推奨
健康診断では血液検査、尿検査、触診、体重チェックなどを行い、病気の早期発見につなげます。「元気そうに見えるから大丈夫」と思わず、定期的なチェックをおすすめします。
市原市のバウミュウ動物病院では、猫の健康診断を随時受け付けております。室内猫の健康管理についてのご相談もお気軽にどうぞ。
CLINIC INFO
バウミュウ動物病院〒290-0062 千葉県市原市八幡520
診療時間 午前 9:00〜12:30 / 午後 15:30〜18:00
休診日 年末年始のみ(年中無休)
予約不要・当日受付OK。犬・猫の診療はお気軽にご来院ください。
