COLUMN
2026-02-12
子猫を迎えたら|最初の動物病院受診ガイド
子猫を新しい家族として迎えることは、とても嬉しい瞬間です。しかし、子猫は免疫力が十分ではなく、感染症や寄生虫のリスクが高い時期でもあります。
子猫を迎えたら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。この記事では、初めての受診で行う検査や、今後のワクチンスケジュール、注意すべき病気について解説します。
子猫を迎えたらまず動物病院へ
ペットショップ、ブリーダー、保護団体、野良猫の保護――どのような経緯で迎えた場合でも、1週間以内に動物病院を受診することをおすすめします。
初診時にお持ちいただきたいもの:
- ワクチン接種証明書(あれば)
- ペットショップ・ブリーダーからの健康記録
- 普段食べているフードの種類がわかるもの
- 便のサンプル(当日または前日のもの。ビニール袋に入れてお持ちください)
初診で行う検査・処置
- 全身の健康チェック:体重、体温、心音、呼吸音、口腔内、耳、皮膚、お腹の触診など全身を確認します
- 便検査:回虫、コクシジウムなどの寄生虫がいないか顕微鏡で確認します。子猫は寄生虫を持っていることが珍しくありません
- ウイルス検査:猫エイズ(FIV)と猫白血病(FeLV)の簡易検査を行うことがあります(特に保護猫の場合)
- ノミ・ダニの確認:外で保護した子猫は特にノミがいることが多いです
- 駆虫薬の投与:必要に応じて消化管内寄生虫の駆虫を行います
子猫のワクチンスケジュール
子猫は母猫からもらった免疫(移行抗体)が徐々に減少するため、生後2ヶ月頃からワクチン接種を始めます。
- 1回目(生後8週頃):3種混合ワクチン
- 2回目(生後12週頃):3種混合ワクチン(追加接種)
- 3回目(生後16週頃):3種混合ワクチン(追加接種)※必要に応じて
- 以降は年1回:追加接種(ブースター)
3種混合ワクチンで予防できる感染症:
- 猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス)
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス)
外に出る可能性がある猫は、猫白血病ウイルス(FeLV)ワクチンの追加も検討します。
避妊・去勢手術の時期
猫の避妊・去勢手術は、一般的に生後6ヶ月前後が推奨されています。
- メス猫(避妊手術):初めての発情前(生後5〜6ヶ月頃)に行うことで、乳腺腫瘍の発症リスクを大幅に下げられます
- オス猫(去勢手術):スプレー行動が始まる前(生後5〜7ヶ月頃)に行うのが理想的です
手術の時期は、体の成長度合いを見ながら獣医師と相談して決めましょう。
子猫期に注意したい病気と症状
子猫は免疫力が未成熟なため、以下の病気にかかりやすい時期です。
- 上部呼吸器感染症(猫風邪):くしゃみ、鼻水、目やにが主な症状。ワクチンで予防できます
- 消化管内寄生虫:回虫、コクシジウムなど。下痢、軟便、嘔吐の原因になります
- 耳ダニ(ミミヒゼンダニ):黒い耳垢が大量に出る、頻繁に耳を掻く場合に疑います
- 猫汎白血球減少症(猫パルボ):重症化すると致死率が非常に高い感染症。ワクチン接種が完了するまでは特に注意が必要です
- 低血糖:生後3ヶ月未満の子猫は食事間隔が空くと低血糖に陥ることがあります。ぐったりする場合は直ちに動物病院を受診してください
当院の子猫診療
バウミュウ動物病院では、子猫を迎えたばかりの飼い主さまに、今後のスケジュール(ワクチン、駆虫、避妊去勢など)をわかりやすくご説明しています。
食事の選び方、トイレのしつけ、爪切りのコツなど、子猫の飼い方についてのご質問もお気軽にどうぞ。子猫の健やかな成長を、動物病院としてしっかりサポートいたします。
CLINIC INFO
バウミュウ動物病院〒290-0062 千葉県市原市八幡520
診療時間 午前 9:00〜12:30 / 午後 15:30〜18:00
休診日 年末年始のみ(年中無休)
予約不要・当日受付OK。犬・猫の診療はお気軽にご来院ください。
