COLUMN
2026.08.16
【市原市】柴犬の皮膚トラブル|原因と動物病院での治療

柴犬は日本で最も人気のある犬種のひとつですが、実は皮膚トラブルが非常に多い犬種としても知られています。市原市のバウミュウ動物病院でも、柴犬の皮膚に関するご相談は来院理由の上位を占めています。この記事では、柴犬に多い皮膚トラブルの種類・原因・治療法について解説します。
柴犬に皮膚トラブルが多い理由
柴犬は二重被毛(ダブルコート)を持つ犬種で、密集した下毛が蒸れやすく、皮膚の通気性が悪くなりがちです。また、遺伝的にアトピー素因を持つ個体が多く、環境アレルゲンに対して過敏に反応しやすい特徴があります。
特に千葉県市原市のような高温多湿な地域では、梅雨から夏にかけて皮膚トラブルが悪化しやすい傾向があります。
柴犬に多い皮膚トラブルの種類
1. アトピー性皮膚炎
柴犬で最も多い皮膚疾患です。花粉、ハウスダスト、ダニなどの環境アレルゲンに対する免疫の過剰反応が原因で起こります。
- 好発年齢:1〜3歳で発症することが多い
- 症状:顔(目の周り・口の周り)、耳、脇、指の間、内股のかゆみ・赤み
- 特徴:季節性がある場合と通年性の場合がある
2. アレルギー性皮膚炎(食物アレルギー)
特定の食材に対するアレルギー反応で皮膚症状が出るケースです。
- 原因食材:牛肉、鶏肉、小麦、大豆、乳製品など
- 症状:顔や耳のかゆみ、下痢・軟便を伴うこともある
- 診断:除去食試験で原因食材を特定
3. 膿皮症
皮膚の細菌感染による炎症で、柴犬では二次感染として起こることが多い疾患です。
- 原因:ブドウ球菌などの常在菌が異常増殖
- 症状:赤い発疹、膿疱(うみ)、フケ、脱毛、円形の病変
- 注意点:アトピーや免疫力の低下が基礎にあることが多い
4. 脂漏症
皮脂の分泌異常により、べたつきやフケが増える疾患です。
- 乾性脂漏:皮膚が乾燥してフケが多くなるタイプ
- 油性脂漏:皮膚がべたつき、独特の臭いがするタイプ
- 合併症:マラセチア(酵母菌)の増殖を伴うことが多い
皮膚トラブルの主な症状
以下のような症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
- 頻繁に体を掻く・噛む・舐める
- 皮膚の赤み・湿疹・発疹
- 部分的な脱毛
- フケが増えた
- 皮膚がべたつく・臭いがする
- 耳を頻繁に掻く・耳の中が赤い
- 目の周りや口の周りが赤くなる
動物病院での治療法
薬物療法:
- 抗菌薬:膿皮症に対して使用
- 抗ヒスタミン薬・ステロイド:かゆみの軽減
- 免疫調整薬:アトピー性皮膚炎の長期管理
- 抗真菌薬:マラセチアなどの真菌感染に使用
スキンケア:
- 薬用シャンプーによる定期的な洗浄
- 保湿剤の使用で皮膚バリア機能を改善
- 適切なシャンプーの頻度は症状によって異なるため、獣医師の指示に従いましょう
食事管理:
- アレルギー対応の療法食への切り替え
- 皮膚の健康をサポートするオメガ3脂肪酸の補給
- 除去食試験による原因食材の特定
日常での予防ポイント
- 定期的なブラッシング:換毛期は特にこまめに行い、通気性を確保
- 適切な頻度のシャンプー:月1〜2回が目安(獣医師に相談)
- 環境管理:室内の掃除・空気清浄・適切な温度湿度管理
- ノミ・マダニの予防:寄生虫による皮膚炎の予防
- 定期的な健康診断:皮膚の状態を獣医師にチェックしてもらう
早めの受診が大切です
柴犬の皮膚トラブルは放置すると慢性化しやすく、治療に時間がかかるケースが多くなります。「少し掻いているだけ」と思っていても、皮膚の下では炎症が進んでいることがあります。早めに動物病院を受診することで、治療期間の短縮と愛犬の苦痛の軽減につながります。
市原市のバウミュウ動物病院では、柴犬の皮膚トラブルに関するご相談を随時受け付けております。お気軽にご来院ください。
CLINIC INFO
バウミュウ動物病院〒290-0062 千葉県市原市八幡520
診療時間 午前 9:00〜12:30 / 午後 15:30〜18:00
休診日 年末年始のみ(年中無休)
予約不要・当日受付OK。犬・猫の診療はお気軽にご来院ください。
